獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

「左の中継ぎ必要論」に頑張って反論してみる

ネットで西武は左の中継ぎを補強するか育てるかしたほいうがよい、という記事を見たのだがどうだろうね。広島は長年主力の救援投手は右腕ばかりだった。西武は一昨年終盤に入った左のワンポイント小川一枚で連覇している。左の中継ぎはもちろんいれば安心できるのかもしれないが、7~9回の3枚が安定していれば、いなければならないほどの存在でもないはずだ。

相手を見渡すと、交流戦がない今季、とりあえずはパの左の強打者だけマークすればいい。筆頭格はH柳田、Bu吉田、F近藤あたりか。西武で左の中継ぎは新人の浜屋のほかに小川、野田、佐野、斎藤ら。実力としては先発もできないし勝ち試合終盤の1イニングも任せられないわけで、柳田や吉田正尚を完璧に封じられる特殊能力(抜群の相性)を望むのは酷だ。補強するにしても掘り出し物クラスが一昨年の榎田や小川だったわけで優秀な左なんてそうそうどこにも余っていない。相手からからしても中途半端な左腕よりは右の平良のほうがいやだろう。160キロ近い球を投げてくる平良に「やった!右投げだ」とはならないと思うのだが。

今季はブルペンのメンバーがよい(今のところ)。こういう時は左右を気にしすぎず、ちゃんと投手を信頼し、腹をくくって送り出すのもありなのではないか。皆の状態がよいと起用の幅が広がり、迷いやブレが出るもの。先のカードではそれも経験した。早めにあれを経験しといてよかったねと言えるようになるといいんじゃないか。