獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

ホークス日本一

ホークス4連勝。西武はこんな強いチームを昨年一昨年と破って優勝し、一応今季も大きくは負け越していないんだな。ただホークスの強さの真骨頂は短期決戦にあるわけで、そこは今年も見事だったしうらやましいなと。またさらに経験を積ませてしまったしね。

巨人はもちろんセ・リーグの他のチームも恥じることはない。シーズン戦や交流戦ならここまで一方的にもなってないだろうから。

試合を作ることのできる先発投手が枚数いて、ロング待機にも回せる層の厚さ。進境著しい若手も熟知したベテランも勝利を求めて熱くなるチーム環境。短期決戦を楽しむかのように積極的に動く采配も冴え、試合ごとにラッキーボーイを生み、主砲の一打は相手をいやこの国の野球ファンまでも絶望の淵に落とす。

西武の選手たちがこんなホークスを見てもなお倒す気持ちを燃やして来季元気に戦ってくれることを願う。

何度も同じことを~吉川移籍~

ハム吉川が西武に移籍。ハムというのを結構不気味なチームとして認識しており、放出するということはもう使えないんだろうなと思っている。

高木勇、榎田、内海、松坂と先発強化のための補強をしているが、うまくいったのは移籍1年目の榎田だけ。内海と松坂は故障、高木はなぜか起用法でブレ、今季の榎田もわずか1勝だった。

新しい戦力に目を向けるのも大事だが、今いる「一軍にいるべき人たち」をきちんと投げられる状態にしてほしい。

本田、内海、榎田、十亀、ノリン。みな今季一度は試合を作っているわけで、年間通してとは言わないまでもこのうち3人が10~15試合は先発して半分くらいは試合を作ってくれれば随分助かる。それこそブルペンデーなんか必要ないのだ。

さて吉川だが、まあ先発として上の人たちの中に入るんだろう。果たして何回顔を見ることになるやら

とりとめのない分析

5位だった頃からすればまさに夢のような胸踊る2位争いだったが、最後の遠征、楽天戦で1敗1分、大一番のロッテ戦で完敗。ラスト4戦勝ちなしで貯金を吐き出して勝率5割、3位でシーズンを終えた。

改めてシーズンを振り返ることになるとは思うが、いわゆる戦犯もとい敗因はどこにあるか。

①山川、森、外崎、中村の同時不調による打線弱体化。

②若手野手の実力不足(育成不調)とケガ

③平井の一度の成功でブルペンデー乱発&今井重用で十亀、榎田、本田が二軍塩漬けに。

④シーズン序盤に見せた、ベストを尽くさない中継ぎ起用

3と4あたり、きちんと采配していれば3~5勝は上積みできたんじゃないかと思っている。監督に対してはもちろん、この戦力でよくやったという気持ちが先立つのではあるが。

あっさりと 11/9 H6-2L

西武は呉のタイムリーで先制するもソフトバンクが3回松田のソロと柳田2ランで逆転を許す。4回には、周東のタイムリーで2点追加。西武は好機をつくるも点にはつながらす敗戦。

中5日となる高橋を規定に達した段階で早々に下げたわけだが、そういうあからさまな消化試合のため内容についてはあれこれ言うだけ愚かかもしれぬ。どうせならもっと若い奴出せよと。

終戦は完敗にて 11/8 M8-2L

西武は2回スパンジェンバーグと呉のタイムリーで先制するも、3回にスパンジェンバーグのエラーと藤岡タイムリーで同点に。4回には藤岡のソロでロッテが勝ち越す。6回には致命的な守備の乱れと藤原のタイムリーなどで3点を加えられ万事休す。西武は3位が確定した。

松本が打たれたり、守備でもミスが出たのが大きいのだが、打線が今季を象徴する体たらく。2点しか取れないとか。

 

執念わずか及ばず 11/7 E6-6L

初回外崎のタイムリーで幸先良く先制するも、西武先発今井が乱調。直後に四球から銀次のタイムリーなど打者一巡の猛攻でまさかの6失点。執念で勝る西武は2回に呉タイムリー、6回には愛斗犠牲フライと金子内野ゴロの間に2点返すと、7回には外崎の8号ソロとスパンジェンバーグのタイムリーでついに試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入し増田松井両守護神回またぎ、10回引き分け。ロッテが勝ち2位がまた入れかわった。

今井は本当にどうしようもなかったがまあ予想はできた。追加で宮川が打たれたのも効いている。誰も宮川を責めないだろうけどね。いずれにせよ満塁ホームランとかなしで初回に6点許すのはベンチのミスだと思う。

打線はチャンスをつぶした場面もあったがトータルで6点取ったからよくやったと思う。執念は感じた。ただあと一歩。

誉めてやりたいのはなんといっても中継ぎ陣。特に流れを引き寄せたギャレット、平井。終盤回またぎの平良、増田。見事であった。

ロッテが勝ち明日負ければし3位確定と追い込まれた。信じるしかない。

奇跡は起きず 11/6 E4-2L

楽天が3回、小深田と鈴木大の連続タイムリーで2点先制。4回にも小郷内野ゴロの間に1点追加。楽天岸はリードを保ち9回2失点の完投勝ち。

浜屋は頑張ったが岸に投げ勝つことはできなかった。役不足だが試合を作ったわけで恥じることはない。打線は6回、9回の好機に栗山が凡退。この人に何度も救われているためチームを乗せないよう岸がうまく抑えたと考えたい。栗山なら残り試合で挽回してくれると思う。

次は今井らしい。ポテンシャルとかさておき、今の今井の実力以上のものを出さないと試合をつくることさえできないだろう。楽天は瀧中が先発。打線は力まず打ち急がずじっくり勝負して9回トータルで5~6点取ることをめざしてほしい。