獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

熱狂はまだまだ終わらない 9/27 H5-7L

郭とバンデン。さてどうなるやら。2匹目のどじょうとなればいいんだけど。

2回森の3ランで先制。初球をひと振り、天才的なバッティングだった。その後1点差に迫られて郭は5回途中降板、小川が流れを止めた。直後山川が45号ソロで流れをこちらに向けたかに見えたが平井と野田がアホすぎて逆転を許す。増田が6回途中と7回を締めてマーティンは8回をサクサクで裏の西武。ツーアウトから今日もダメダメだったメヒアと金子が出塁して秋山の3ラン!!!     まさに鳥肌ものの一発だった。カヤマって今季のことは知らなかったんだけどここまで凄かったんだね。その難敵を見事打ち砕いた。ヒーローインタビューまでスタジアムのボルテージも最高潮で素晴らしい雰囲気だった。

相変わらずタイムリーが出ていないがそんなの関係ねー的な一発攻勢でホークスの連勝を止めた。11連勝でM3。次は菊池。舞台は整った。今日がメジャーの最終試験と思ってほしい。壮行試合になることを願っている。

MVPは誰の手に?

まだまだ気の早い話だが、西武が優勝したらパリーグのMVPは誰になるだろうか考えてみたい。

恐らく投手ではないだろう。多和田が最多勝を取っても防御率が悪いし、菊池が残り試合奮闘しても離脱期間があり印象は悪いはず。中継ぎ抑えも年間通して活躍した者はいない。

という訳で野手。まず本命だが、試合をよく見ている番記者や西武ファンなら浅村を選ぶだろう。長打あり勝負強さあり、キャプテンとしてチームを引っ張る。また柳田や丸など3番がMVPを取ることが近年はよくある。

ただ一般的なプロ野球記者は山川の印象が強いだろう。打率は下がったがホームラン王戦線で独走しており、打点王も狙える位置。強打のチームでずっと四番を張っているわけで資格は十分あるだろう。私はこの二人のうち打点王を獲得したほうになると思っている。そして、万が一のことがあったとしても、山川が打点王を取ればMVPは山川になるだろう。

穴としては秋山。ここから200本安打を達成すれば、最多安打プラス2度目の200本超えとなり印象はぐっと上がる。選出作業はすべての試合が終わってからになるため、秋山が取るには200本のみならず終盤戦やCSや日本シリーズでも飛び抜けて良い印象を残しておく必要があるだろう。

このままだとベストナインも西武祭りになりそうな予感がする。

松井稼頭央引退

松井稼頭央が引退を表明した。
西武時代は黄金期の終焉と同じく台頭、持ち前の身体能力を発揮して盗塁王、トリプルスリー、最多安打など文句のつけようのない成績と抜群の人気を誇った。
私は全盛期に何度かそのプレーを見たが、盗塁もさることながら走塁の速さが強烈に印象に残っている。
その後2004年に内野手として初のメジャーへ。期待されたほどブレイクをしたとはいえないが、十分チームに貢献する成績を残した。
2011年、震災の年に入団した楽天では打撃や足は衰えていたが華麗な守備は健在だった。
そして今年古巣に迎え入れられわけだが・・・
成績はともかく、ベンチ入りばかりで出場機会がほとんど与えられなかったのが残念だった。

ただ、何よりも最高の花道が用意されている。優勝そして日本一まで、チームをもり立てていくという仕事をまっとうしてほしい。
その時にとっておきたいが、忘れそうなのでいま書いておく。
「おつかれさま」そして「帰ってきてくれてありがとう」

だから不気味なんだって 9/25 E2-4L

榎田はまあいつも通り。皆さん中5日なのに立派なもんだ。で、きょうは2番の金子がことごとく打てなかったりで淡白すぎるまま0-2で迎えた9回、いよいよ万事休すかと思われたが先頭打者中村が出塁。これイケるやつやと思ったらやっぱりみんなでつないで1死満塁、秋山のグランドスラムが飛び出し、逆転勝ちで10連勝。マジック5。

きょうは8回の増田に勝ちがつき、ヒースにセーブ。ヒースは秘かに被弾してるけどね。まあ今は小さいことは気にしてはいけない。

西武がお戯れあそばす傍らでソフトバンクも当たり前のように勝ってるし本当に勝ち続ける気持ち悪い両チーム。まさか木曜からの3連戦が本当の天王山になるとは。しんどいけどホームなのが幸いではある。あーまだ優勝決まっていないのにずっとお祝いムードの広島がうらやましすぎるわ。

M6そしてキモいやつら 9/24 E3-4L

西武は山川のエラー、浅村のトンネルで先制点を献上。しかし4回、浅村、山川、栗山の3者連続ホームランで逆転に成功する。その後1点差で迎えた7回中村のエラーでピンチを広げ2番手小川が同点を許す。延長に入り10回その中村のソロで勝ち越し、10回裏は平井が締めるかと思われたが野田に替えたのが裏目、歩かせて降板。最後は増田が久しぶりのセーブを挙げた。4番手・ヒースが今季4勝目。今季初の9連勝でマジックを1つ減らした。

守りが乱れた選手がきっちり責任を取るという素敵な展開ではあったが、浅村のトンネルなんかはちょっとひどいミスだったし、攻撃面でも好機はいくつかあったわけで、タイムリーなどでもっと点を取っておきたい試合だった。収穫は増田かな。先発多和田も球数が多くはなったが、中5日で自責点1は上々といえる。

そんなこんなでマジック6。1週間前に11で点灯したマジックを消すことなく順調に減らしており、このペースでいけば9月中の優勝も期待できる。だがしかし減り方な。西武の勝利のみというのがどうも引っかかる。勝ち続けるソフトバンク。そして勝ち続ける西武。連休前はソフトバンク強いなくらいにしか思っていなかったが、最近はお前らキモいな。あまりにも不気味だなと。そして昨日の西武の勝利にはもう西武もキモいじゃねーかと(笑)。やはりCSの可能性がほぼ消滅して下位3チームが店じまいを始めているのがあるんだろうけどちょっと異常な展開だわ。

ソフトバンク戦は3タテだけはされないよう。単なる勝ち星やマジック以上に流れを変えたくないから。柳田も復帰したし簡単にはいかないだろね。外崎が間に合えばストーリー的には美しいエンディングになるんだけどね。

みんなの気合いで8連勝M7 9/22 M3-5L

木村のタイムリーなんて久しぶりじゃないかと思ったら5月以来らしい。こいつだめじゃん(涙)さて1-1の同点で迎えた6回表、中村のタイムリーで勝ち越し。その後すぐ追い付かれたが逆転は許さず。先発今井は相変わらずグダグダしながらではあったが6回2失点、中5日でこの結果は大したものだ。7回は野田、平井、小川と1アウトずつの継投。8回に続投小川から福浦の2000本ヒットとなる2ベースなどで勝ち越しを許す。完全にお祝いムードの中迎えた9回、2死1、2塁から主砲・山川が鮮やかすぎる逆転3ラン。最後はヒースが締めた。

4番の一発で試合が決まるというのはやはりしびれるものだ。その9回は先頭の金子と、ずっとこの試合ブレーキ役だった秋山が連続ヒットで塁に出ていたことも評価したい。ふたりもまた何とかしたい強い気持ちがあったのだろう。

しかしソフトバンクが負けなくてさすがに苛立つ。苛立っても仕方ないんだけど(笑)

7連勝でM8 9/21 M4-7L

序盤は雨で荒れた展開。西武3点先制するも金子の突っ込みミスなどにより同点に。3-3で迎えた2回、源田のタイムリ二塁打などで勝ち越し。雨もあがり菊池は調子を取り戻す一方、4回に浅村タイムリー、6回には秋山の21号ソロで着実に加点した。菊池は7回4失点で降板し、平井、ヒースで逃げ切った。

菊池は13勝目。5回に通算1000投球回を達成した。ヒースは8月31日以来久しぶりのセーブ。セーブ機会の登板があまりないからね。

コンディションが悪く文字通り泥試合も予想されたが菊池が立ち直りリードを守ってくれた。ホークスが負けない以上勝ち続けるしかないのではあるが勝ち続けるのはそんなに簡単ではない。天王山の連戦を経てチームが一段とたくましく頼もしくなっているように思える試合だった。