獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

激走浪速路2020に向けて

大阪国際女子マラソン東京五輪の枠を争うMGCに向けたレースとして結果、話題ともにしっかり機能した大会になったと思う。

優勝した松田の走りは若さによる力強さと初マラソンらしい大胆さに溢れていた。高校の後輩でマラソンでは先輩の前田の存在も大きかったかもしれない。トラック選手でスピードがあり、大阪でデビュー、明るいキャラと松田は渋井や福士を彷彿とさせるわけでオリンピックのマラソン的には不吉かもしれないが、立派に先導役を果たしたおかげで今後MGCに向けた各レースも間違いなく盛り上がってくるに違いない。

また3位安藤も見事だった。忍者走りのようなテレビ映えするスタイルもまた盛り上げのためには大事なのである。子どもたちが真似する姿が眼に浮かぶ。

東京でのお家芸復活に向けて陸連は相当努力してきただろう。主役はもちろん選手だがマラソンの場合はそこを超えた一大プロジェクトなわけで、たくさんの想いがつまった壮大なストーリーなのである。次の名古屋もどんなレースになるか、楽しみにしたい。