獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

優勝のかげに源田あり

今季西武のリーグ優勝の立役者といえば、選手なら秋山・浅村・山川の3人がまず挙がると思われる。強力打線のまさに中心選手として活躍し、勝利に貢献してきたからだ。
ただ、もちろんそれ以外にも素晴らしい働きをした選手がいる。
たとえば、源田。


私は昨年、「辻西武が優勝するのは今年(昨年のことね)しかない」と予想した。
なぜなら、就任と同時に入団し、見出され、辻野球を体言する活躍を見せた源田が、
今年も同じかそれ以上に活躍するのは非常に難しいと感じたからだ。
1年目の活躍には勢いがある。しかし2年目は疲労がある。そして相手の研究もある。
ジンクスは高い確率で現実のものとなってしまうだろうと思われた。


しかし、源田は違った。2番打者に定着し、昨年同様秋山と浅村をつなぐ役割を全うした。
華麗な守備は更に進化し、ミスが減って安定感が増した。
驚くほど普通に経験を積んで成長した姿を見せてくれたのだ。


今年の西武に昨年にはなかったものたくさんあるし、もちろん彼らが果たした役割は大きい。
しかし昨年活躍した選手が同様に活躍したこと、
その中でも特にルーキーにして中心選手になった源田が、今年も源田であったことは見過ごしてはならない。
辻が監督でいる限り、チルドレンの代表格として彼は君臨するだろう。
もちろんまだまだ課題はあるが、それを伸びしろととらえてさらに成長する日々をこれからも楽しみにしている。