獅子是好日

ファン歴約30余年。埼玉西武ライオンズに関することなどを書きます。

炭谷も宣言か

炭谷はこのまま西武にいてもあまり出番ないし移籍しても仕方ないけどセ・リーグにしてもらいたいかな。

炭谷はここ5~6年でだいぶ成長してきた印象。打てない捕手だけど菊池を一人前にしたのは功績といえば功績。ただ森が使われているということは、総合的に見て西武では炭谷は森に劣っているという評価だ。そこは受け止めて成長しないといけないね。

炭谷はたぶん出ていくんだろうから、森と岡田はくれぐれもケガなく過ごして欲しい。あと、炭谷はバントが上手だったので岡田でも金子でも源田でもいいがバントとかちゃんとうまくできるように。浅村が抜けたら振り回す野球だけじゃ勝てなくなるのは目に見えている。

しかしまあ西武の恒例行事とはいえ、FA宣言相次ぐとは悲しい季節だ。

浅村宣言か

もうこれ流出待ったなしだな。選手から見れば評価イコール金だが、球団からすれば金は相手の戦力を削ぐことも含めた獲得費用。西武は渡辺が交渉役、それで十分。いたずらに高い評価をする必要はない。しかしまあ西武は優勝チームなのに出ていくって金どんだけ欲しいねん。弱いチームにいるなら優勝したいとか、海外なら夢とか、炭谷みたいに補欠なら出場機会とか、まだ分かるけど。金を欲しがることは悪いことではないが、日本では良い印象は受けないね。私は個人的に世間体を気にするタイプの人間なのでこういうのはちょっと。

西武は他のFA選手は誰も取りに行かないだろうけど、各チームから続々発表されている戦力外、誰か取るかな~。年のいった一流どころは獲らないイメージだから静観するかな。

トレードは榎田で成功しているし、割と積極的にすすめるかもしれない。西武から出せるのは野手なら非レギュラー、木村や斉藤、呉や永江も使わないなら出してあげたほうがよい。投手なら武隈、小石、大石、佐野、松本あたりなら出してもいいけど皆さん小粒だ。 

2018シーズンの通信簿 3野手

浅村10

攻守にMVP級の働きでチームを引っ張った。この数字は移籍先では残せない。悔しさがあるなら西武でさらなる活躍を!

山川10

1年間四番を務め、ホームラン王になったし、チャンスでもよく打った。数字以上の働き、守備の向上はまだまだできると信じている。

秋山10

最多安打に終盤の殊勲弾とこちらもMVP級の活躍。引き続きチームの柱に。

源田9

2年目のジンクスなどなく今季もフル回転。小技も磨いてほしい。

森8

捕手として飛躍も打者成績は普通。もっと打てるし、飛ばせるはず。

外崎8

ケガが悔やまれる。それまでの活躍はすばらしかった。

栗山7

勝負強すぎて平凡なシーズン成績が嘘のよう。終盤戦の集中力をこれからも頼りにしたい。

中村6

地獄からの復活。価値ある働きはチームを鼓舞した。

金子侑4

来季はとにかく打とう。

炭谷4

菊池専任としてはまあこんなもんか。出ていくならセ・リーグでお願いしたい。

岡田4

控え捕手としては不可欠な存在。将来FA権取って宣言したらヤバい。

木村3

確実性がなさすぎる。

斉藤3

レギュラーは無理なレベル。

メヒア2

費用対効果でいえば最悪の評価。来年は契約最終年なので頑張る可能性もある。

金子一、松井、山田、呉、熊代、愛斗、水口、永江 1

辻さんはとにかく控えを使わない、動かない監督。レギュラーに認定されれば一定期間使ってもらえるため、若手はとにかくアピールしないといけない。松井の枠が空き、浅村が出ていけば若手にとってはチャンスとなる。いっそうの奮起を。

 

とにかくよく打った西武打線。序盤中盤終盤と好調なタイミングも選手によって微妙に異なり、チームとして不調の時期があまりなかったのもよかった。ただ終盤戦にピークを迎えCSではシーズンほどの元気がなかったのは残念。

 

日本シリーズが終わりました

日本シリーズが終わり、ソフトバンクホークスが4勝でカープを降した。いい試合が続いたもののカープはわずか1勝を挙げたのみ、いまや球界の盟主ソフトバンクが日本一の座を守った。

西武と広島が戦ったらどうなるか興味深かったのだが、その戦いは日本一を決めるカードにはならなかったわけで、阪神楽天が戦ったらどうなるかと大して変わらないだらけた妄想。ソフトバンクは立派だし、敗れた広島、西武は大いに反省すべきだ。分厚い選手層が各選手緩まないモチベーションを支えているのか、短期決戦では随所に引き締まったプレーを見せた。既に大量の戦力外通告を発していることからオフにはまた補強をするだろうし来季もリーグ優勝の筆頭候補になるだろう。

個人的には浮かれたのは西武がリーグ優勝してCSで敗れるまでの僅かな期間だったな。来季またテンション上げられるのだろうか

2018シーズンの通信簿 2中継ぎ抑え投手

ヒース 8

最初は中継ぎ、後に抑えとフル回転。優勝の立役者の一人。途中加入のため8点。来季もお願いしたい。

マーティン 6

最後の途中加入で試合数が少ないため6点。来季はフル稼働を期待。

小川 6

ワンポイントには勿体なく、回またぎまでしてしまった。経験をいかして来季も。

平井 6

1年目より機会は増やしたが内容はあやしい。まだまだ伸びてもらわないと困る。

野田5

1イニングもたないのがつらい。

増田4

勤続疲労で勝ちパターンから離脱。終盤の復調はよかった。来季は完全復活を。

伊藤3

中継ぎに加え先発も経験。まだまだ伸びしろあり。来季も一軍争いからか。

ワグナー 3

序盤はよく頑張ったが少しの酷使で離脱。さようなら。

武隈2

長年ブルペンを支えたが今年はお疲れ大乱調のつらいシーズンとなった。

齊藤2

即戦力とはならなかったが経験は積んだ。今後はよくてかつての武隈レベルか。

相内2

敗戦処理でなんとか生き残ったか。他が悪いからなんとか見れるレベル。

小石2

いつもの感じに戻ったか。

松本、佐野、大石、田村、南川、高橋朋1

語るに足りず。田村はもう少し頑張ってほしかった。

 

牧田、シュリッターの退団でウイークポイントとなった中継ぎ、当初はワグナー、高橋朋で計算していた。しかし高橋朋が負傷。平井や野田でしのぐも、増田、ワグナー、平井、野田、武隈と相次いで離脱(順不同あしからず)。あろうことかカスティーヨを抑えに回してさらに悪化。ただ並行して行われたフロントの積極的補強でヒース、マーティン、小川を獲得、これがいずれも見事はまった。

来季は軒並み残留だが、個人的には増田の復活に期待したい。平井や野田ももう一のびを願っている。

2018シーズンの通信簿 1先発投手

シーズン通しての評価を10段階でします。


多和田 9
打線の援護にも恵まれ堂々の最多勝。シーズン通して投げたのも立派。来年は大黒柱になってもらわないと困る。


榎田 8
安定したピッチングで移籍早々柱の一人に台頭。投げているときは良かったが2度の登録抹消で離脱中はチームも低迷した分を減点。


菊池 7

そもそも不調で離脱もあったが貯金を作ったのでシーズンは8。CSで戦犯の一人となったため1点減点。これで見納めとは情けない。


今井 5
不祥事もあったが飛躍の1年となった。エースの資質はある。ストレートを磨いてほしい。


カスティーヨ 4
あのまま先発だったら近年では久々の大当たりだったのだが、どう見ても不向きな配置転換はかわいそうすぎた。ケガさえなければ来年もう一度見たかった。


ウルフ 4
ケガなのかあまり姿を見ることができなかった。もう引退なのかな。


十亀 4
前半戦はよく頑張っていたのに後半は雑魚キャラみたいなことになってしまいCSではサンドバッグに。復活を期待したい。


高橋光 2
2年連続で2軍暮らし。ちゃんと上がってこないと困る。相内並の働きしかしていない。


郭 2
大一番のホークス戦でのみ働いた。来年はフル回転してほしい。


高木 1
開幕時に中継ぎにされたのが運のつき。


※ほかにも先発した投手はいますが、中継ぎのほうが多いので中継ぎのところでコメントします。

 


先発は今年もウイークポントだった。特に5月以降中継ぎが崩壊してカスティーヨを後ろに回してから苦しくなった。
今井がなんとかローテに食い込んだが、十亀が調子を落とした。終盤はウルフや郭をやりくりしてなんとか凌いだ。
菊池の離脱が濃厚な来年も先発は深刻なウイークポイント。多和田や榎田がともに同様の活躍をして、今井、高橋そして新人の松本がローテに入ってもあと1枚足りない。
十亀が復活してくれれば頼もしいのだが。

 

沢村賞

堀内のコメントに同感で、私も菅野ありがとうという気持ちである。巨人はもちろん菅野個人のファンでもないのだが、野球界全体で見てこの時代であの記録は一人だけ異次元であり、やはりすごいことだと思う。終盤の追い込みは賞を意識したかのような快投だった。先発完投や200イニングという時代ではないが、やはりそれらの記録は讃えられるべきだし、沢村賞はその為の賞であってほしい。該当者がいなければなしでもよいのだ。
最近は先発のレベルが下がっており、沢村賞を取ってもおかしくないピッチャーが菅野以外では菊池くらいしかいない。そこに今後誰が名乗りをあげるのだろう。そう遠くもない2008~2011年頃、ホークスに杉内・和田、ハムにダルビッシュ、西武涌井、オリックス金子千、千葉に成瀬、楽天に岩隈・田中とエース級が安定して活躍していた時代があった。セ・リーグにも広島にマエケンがいたし、中日吉見や巨人内海も元気だった。

いずれまた好投手が揃うタイミングはあるかと思うが、菅野の奮闘はもうしばらく続くだろう。引き続き伝統の火を消さない活躍を期待したい。